쓰다と적다の違いが分からなかった話|どちらも「書く」なのに使い方が違った

韓国語学習

はじめに

韓国語で日記を書いていると、知っている単語を使ったはずなのに、「この言い方でよかったのかな」と立ち止まることがあります。

私にとって、쓰다と적다もその一つでした。

ある日、韓国語の練習問題をノートに書いていることを日記にしようと思い、

한국어 연습 문제를 노트에 쓰고 있다.
(韓国語の練習問題をノートに書いている)

と書きました。

私はそれまで、쓰다には「書く」という意味があると覚えていたので、この文を書いたときには特に疑問を感じていませんでした。

ところが、この文をきっかけに적다という単語を知りました。

적다にも「書く」という意味があると分かり、「쓰다も『書く』なのに、何が違うのだろう」と気になったのです。

日本語にすると、どちらも同じ「書く」です。それだけでは、どんなときに쓰다を使い、どんなときに적다を使うのかがよく分かりませんでした。

そこで今回は、実際に日記を書いたときに感じた疑問をもとに、쓰다と적다の違いについて整理してみたいと思います。

쓰다と적다がどちらも「書く」に見えて混乱した

最初は쓰다=「書く」と覚えていた

韓国語の勉強を始めてから、쓰다は比較的早い段階で覚えた単語でした。

「書く」と言いたいときには쓰다を使うものだと思っていたため、文章を書いたり、何かをノートに書いたりするときも、まず쓰다が頭に浮かんでいました。

日本語の「書く」と쓰다をそのまま結びつけて覚えていたので、当時は特に迷うこともありませんでした。

ところが、韓国語で日記を書くようになると、単語の意味を知っているだけではうまくいかない場面が少しずつ出てきました。

쓰다も、その一つでした。

적다を知って「쓰다ではダメなの?」と思った

적다にも「書く」という意味があると知って、最初に浮かんだのは、

「では、쓰다ではダメなの?」

という疑問でした。

쓰다も적다も日本語では「書く」と訳せます。それなら、なぜ「ノートに書く」という場面で적다が出てくるのかが分かりません。

もしかすると、これまで쓰다を使っていた場面でも적다を使うことがあるのではないか。反対に、적다に置き換えられない쓰다もあるのではないか。

「書く=쓰다」と覚えていたときには考えもしなかった疑問が、次々に出てきました。

そこで、쓰다と적다は何が違うのか、改めて整理してみることにしました。

쓰다と적다の違いを調べて整理してみた

쓰다は文字や文章を「書く」ときに広く使える

쓰다について改めて整理してみると、文字や文章を書くという意味で広く使えることが分かりました。

例えば、

편지를 쓰다
(手紙を書く)

이름을 쓰다
(名前を書く)

일기를 쓰다
(日記を書く)

のように使います。

手紙や日記のように文章を作って書く場合だけでなく、名前を書く場合にも쓰다を使うことができます。

私は最初に쓰다を「書く」と覚えていましたが、それ自体が間違っていたわけではありませんでした。

では、적다は何が違うのでしょうか。

적다は内容を書き留めるときにもよく使われる

적다も日本語では「書く」と訳されますが、何かを記録したり、必要な内容を書き留めたりするときによく使われます。

例えば、

전화번호를 적다
(電話番号を書き留める)

수첩에 메모를 적다
(手帳にメモを書く)

のような使い方です。

単に文字を書くというよりも、「あとで分かるように残しておく」「必要な情報を記しておく」という感じがあると考えると、쓰다との違いが少し見えやすくなりました。

日本語ではどちらも「書く」と言えるため、私はこの違いに気づいていなかったのです。

同じ場面で使えることもあるから余計に迷った

ただ、ここで「쓰다は書く、적다は書き留める」と完全に分けてしまうと、また分からなくなってしまいます。

実際には、何かをノートや紙に書く場面など、쓰다と적다のどちらも使えることがあります。

その場合は、何に注目しているのかによって感じ方が少し変わります。

쓰다は文字を書いたり、考えや気持ちを文章にしたりするときに広く使われます。一方、적다も内容を書くという意味で使われ、特に必要なことを書き留めたり記録したりする場面でもよく使われます。

大切なのは、日本語の「書く」に当てはまる韓国語が一つだけではなく、何をどのような意識で書くのかによって、쓰다と적다を使い分けることがあるという点でした。

このことが分かって、最初に感じた「쓰다ではダメなの?」という疑問も、少しずつ整理できるようになりました。

例文で쓰다と적다の違いを比べてみた

쓰다と적다の違いを知っても、説明だけではまだ少し分かりにくく感じました。

そこで、実際にどのような場面で使われるのか、例文で比べてみることにしました。

「手紙を書く」なら쓰다

まず、手紙を書く場合です。

친구에게 편지를 썼어요.
(友達に手紙を書きました)

手紙のように文章を書いて作る場合には、쓰다が自然に使われます。

日記や作文なども同じように、

일기를 쓰다
(日記を書く)

글을 쓰다
(文章を書く)

と表すことができます。

「メモしておく」なら적다

一方、忘れないように必要な情報を書き留めておくような場面では、적다がよく使われます。

例えば、

전화번호를 수첩에 적었어요.
(電話番号を手帳に書き留めました)

という文です。

ここでは、文章を書くことよりも、電話番号という情報を記録しておくことに意識が向いています。

また、

중요한 내용을 노트에 적었어요.
(大切な内容をノートに書き留めました)

のように、必要な内容を残しておく場合にも적다を使うことができます。

「書く」という日本語だけを見ると쓰다との違いが分かりにくかったのですが、「書き留める」「記録しておく」と考えると、적다のイメージが少しつかみやすくなりました。

「ノートに書く」は文脈によって見え方が変わる

ここで、最初の日記に戻ってみます。

私は、

한국어 연습 문제를 노트에 쓰고 있다.
(韓国語の練習問題をノートに書いている)

と書きました。

このとき私は、単純に「ノートに書く=쓰다」と考えていました。

しかし、쓰다と적다の違いを知ってから見ると、「ノートに書く」という日本語だけでは、どちらを使うかを決められないことが分かります。

例えば、文章や答えを実際に書いているという行為に注目するなら쓰다を使えます。一方、覚えておきたい内容や必要な情報をノートに書き留めるという意味なら、적다が合いやすくなります。

つまり、「ノートに書くなら必ず적다」「쓰다を使ったら間違い」ということではありません。

私が最初に迷ったのは、日本語の「書く」という一つの言葉だけを基準にして、韓国語も一つの単語に対応しているように考えていたからでした。

쓰다と적다の違いは、「何に書くか」だけではなく、「どんな意味で書いているのか」を考えると、少し見分けやすくなりました。

쓰다と적다の違いが少し分かるようになった

日本語の「書く」だけで覚えていたのが混乱の原因だった

今回、쓰다と적다について整理してみて、私が迷った理由も少し分かりました。

私は쓰다を覚えたとき、日本語の「書く」とそのまま結びつけていました。

そのため、적다にも「書く」という意味があると知ったとき、「同じ意味の単語がもう一つ出てきた」と感じてしまったのです。

しかし、韓国語と日本語の単語が、いつも一対一で対応しているわけではありません。

쓰다と적다も、日本語にするとどちらも「書く」になることがありますが、それぞれが表す意味や使われ方には違いがあります。

日本語訳だけを覚えるのではなく、実際にどんな場面で使われるのかを見ることが大切なのだと感じました。

今は「何を書くのか」だけでなく「どんな意味で書くのか」も考える

以前の私なら、「書く」と言いたくなったら、まず쓰다を使っていたと思います。

今は、「文章を書くのか」「必要な内容を書き留めるのか」と、少し考えるようになりました。

もちろん、実際に韓国語を使うときには、すぐに判断できず迷うこともあると思います。

それでも、「書く=쓰다」と一つだけで覚えていた頃より、적다という選択肢があることを知っただけでも、韓国語の見え方が少し変わりました。

日記に何気なく書いた一文がきっかけでしたが、知っているつもりだった「書く」という言葉にも、まだ知らない違いがあったことに気づくことができました。

まとめ

今回は、韓国語の日記を書いたことをきっかけに気になった、쓰다と적다の違いについて整理しました。

どちらも日本語では「書く」と訳すことができますが、

  • 쓰다:文字を書いたり、考えや気持ちを文章にしたりするときに広く使われる
  • 적다:内容を書くという意味で使われ、必要なことを書き留めたり記録したりするときにもよく使われる

という違いがあります。

ただし、いつもはっきりと分けられるわけではなく、場面によってはどちらも使えることがあります。

私が最初に、

한국어 연습 문제를 노트에 쓰고 있다.
(韓国語の練習問題をノートに書いている)

と書いたときには、「書く=쓰다」とだけ考えていました。

적다を知ったことで、「書く」という日本語だけで韓国語を考えるのではなく、何をどんな意味で書くのかにも目を向けるようになりました。

知っているつもりだった単語でも、実際に日記で使ってみると、新しい疑問が出てくることがあります。

これからも、そんな小さな疑問を一つずつ整理しながら、韓国語を覚えていきたいと思います。

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