일찍と빨리の違いが分からなかった話|どちらも「早く」なのに使い方が違った

韓国語学習

はじめに

韓国語で日記を書いていると、日本語では同じ言葉なのに、韓国語では使い分けが必要なことがあります。

ある日、ATMへ行ったことを日記に書こうとして、私は、

빨리 ATM에 갈 수 있었다.

と書きました。

ところが、私が言いたかった「早く・早めに」という意味には、빨리よりも일찍のほうが合うことを知りました。

私は「早く」と言いたくて빨리を使っていたので、ここで疑問が出てきました。

빨리も일찍も、日本語にすると「早く」になるのでは?

調べてみると、일찍と빨리は単純に「時間が早い」「速度が速い」と分ければよいわけではなく、何を「早い」と考えているのかによって使い方が変わることが分かりました。

今回は、ATMについて書いた日記をきっかけに、일찍と빨리の違いについて整理してみます。

일찍と빨리がどちらも「早く」に見えて迷った

「早くATMに行けた」と書きたかった

私が日記で書きたかった「早くATMに行けた」は、急いでATMまで行ったという意味ではありませんでした。

その日はATMへ行ったあと、少し時間がたってからもう一度その前を通りました。すると、そのときには人が並んでいました。

それを見て、「早めに行っておいてよかった」と思ったのです。

つまり、私が言いたかった「早く」は、ATMまで速く移動したということではなく、混み始める前の早いタイミングで行くことができたという意味でした。

日本語では、どちらの場合も「早く」という言葉を使うことがあります。そのため、日記を書いたときには、その違いを特に意識していませんでした。

빨리ではなく일찍が合うと知って疑問に思った

私は日記で、

빨리 ATM에 갈 수 있었다.

と書きました。

ところが、私が言いたかった「早めの時間に行けた」という意味には、일찍のほうが合うことを知りました。

そこで初めて、빨리と일찍の違いが気になりました。

どちらも日本語では「早く」と訳すことがあるのに、なぜこの場合は일찍のほうが合うのでしょうか。

最初は、

일찍は時間が早いとき、빨리は動作が速いときに使うのかな?

と考えました。

しかし、調べてみると、それだけでは説明できない使い方もあることが分かりました。

日本語の「早く」という一つの言葉だけを手がかりにしていると、일찍と빨리の違いは思ったより簡単ではなさそうです。

일찍と빨리の違いを調べてみた

일찍は「いつするか」の早さに注目する

まず일찍について調べてみると、予定していた時刻や普通だと考えられる時刻よりも早く何かをするときなどに使われることが分かりました。

例えば、

오늘은 일찍 일어났어요.
(今日は早く起きました。)

という文では、「起きる」という動作の速さではなく、起きた時刻が早かったことに注目しています。

いつも7時に起きる人が6時に起きたような場合を考えると、イメージしやすいと思います。

ほかにも、

일찍 집에 갔어요.
(早く家に帰りました。)

と言えば、普段より早い時間に家に帰った、という意味で使うことができます。

빨리は動作や物事の進み方の早さに注目する

一方、빨리は、動作を速くしたり、何かが早く進んだりするときに使われます。

例えば、

빨리 걸었어요.
(速く歩きました。)

なら、歩いた時刻ではなく、歩く速さに注目しています。

また、

세탁물이 빨리 말랐어요.
(洗濯物が早く乾きました。)

という場合は、洗濯物が「早い時刻に乾いた」というよりも、乾くまでにあまり時間がかからなかった、という意味になります。

ここまでを見ると、

일찍=時刻やタイミングが早い
빨리=動作や進み方が速い・早い

と考えると、違いをつかみやすそうです。

「時間なら일찍、速度なら빨리」とは言い切れない

ところが、ここで終わりではありませんでした。

빨리は、単に「速く」という意味だけで使われるわけではなく、何かを早く行ったり、早く実現させたりするときにも使われます。

例えば、

빨리 가세요.
(早く行ってください。)

という文では、必ずしも「速い速度で移動してください」という意味ではありません。

状況によっては、「ぐずぐずせずに行ってください」「もう行ってください」というように、行動を早くすることを表します。

そのため、

時間に関係するなら일찍、速度に関係するなら빨리

と機械的に分けてしまうと、うまく説明できない場合があります。

私の場合は、まず、

일찍は「いつするのか」という時点の早さ
빨리は「どのくらい速くするのか、どのくらい早く進むのか」

という違いを意識すると、少し整理しやすくなりました。

ただし、これもすべての使い方をきれいに分ける絶対的なルールというより、最初に違いをつかむための目安として考えるのがよさそうです。

同じ動詞でも일찍と빨리を使い分けることがある

일찍と빨리の違いを調べていて、特に分かりやすいと思ったのが、同じ動詞でも両方を使うことがあるという点でした。

例えば、일어나다(起きる)を使った次の二つの文です。

일찍 일어났어요|早い時刻に起きた

오늘은 일찍 일어났어요.
(今日は早く起きました。)

この文では、「何時ごろ起きたのか」という時刻に注目しています。

いつもより早い時間に起きた、予定していた時間より早く起きた、というような場合です。

ここでの일찍は、「起きる」という動作そのものを速くしたという意味ではありません。

起きた時点が早かったと考えると、分かりやすくなりました。

빨리 일어나세요|早く起きてください

では、同じ일어나다に빨리を付けるとどうなるのでしょうか。

빨리 일어나세요.
(早く起きてください。)

例えば、まだ寝ている人にこう言った場合、「いつもより早い時刻に起きてください」という意味とは限りません。

「もう起きて」「ぐずぐずしないで早く起きて」というように、起きるという行動を早くするよう促すことができます。

同じ「早く起きる」でも、

일찍 일어나다
→ 起きる時刻・タイミングが早い

빨리 일어나다
→ 起きるという行動を早くする

という違いが見えてきます。

일찍と빨리を同じ일어나다に付けて比べてみると、何が「早い」のかがずっと分かりやすくなりました。

日本語ではどちらも「早く起きる」と表せるからこそ、単語の日本語訳だけでは違いが見えにくかったのだと思います。

例文でもう少し違いを整理してみた

일찍と빨리の違いを少しずつ整理してみると、最初に日記で書いたATMの文も、なぜ일찍のほうが合うのかが見えてきました。

일찍 ATM에 갔다|早めにATMへ行った

最初に書いたATMの日記に戻って考えてみると、

일찍 ATM에 갔어요.
(早めにATMへ行きました。)

という文では、ATMへ向かう速さではなく、いつATMへ行ったのかに注目しています。

私が言いたかった「人が並ぶ前の早いタイミングで行った」という意味には、일찍の感覚が合っていたのだと分かりました。

세탁물이 빨리 말랐다|洗濯物が早く乾いた

一方、以前の日記では、

세탁물이 빨리 말랐다.
(洗濯物が早く乾いた。)

という文も使いました。

この文で注目しているのは、「何時に乾いたのか」という時刻ではありません。

洗濯物を干してから乾くまでにかかった時間が短かった、つまり、乾くのが早かったということです。

この場合は빨리を使うと、その感じを表すことができます。

ATMと洗濯物を並べてみると、

일찍 ATM에 갔어요.
→ 行ったタイミングが早かった

세탁물이 빨리 말랐어요.
→ 乾くのが早かった

という違いが見えてきました。

どちらも日本語では「早く」「早めに」と表すことができますが、「何が早かったのか」を考えてみると、일찍と빨리を選ぶ手がかりになりそうです。

일찍と빨리の違いが少し分かるようになった

日本語の「早く」だけでは区別できなかった

今回、일찍と빨리について調べてみて、私が迷った理由の一つは、日本語ではどちらも「早く」と表すことができるからだと気づきました。

「早く起きる」「早く行く」「早く乾く」のように、日本語では同じ「早く」を使っていても、実際には何を「早い」と考えているのかが少しずつ違います。

日本語の「早く」をそのまま韓国語の一つの単語に置き換えようとすると、この違いが見えにくくなるのだと思います。

「何が早いのか」を考えると分かりやすくなった

일찍と빨리を使い分けるとき、私には「何が早いのだろう」と考えてみる方法が分かりやすく感じました。

いつしたのか、その時点が早いのか。

それとも、

動作や物事が進むのが早いのか。

このように考えると、일찍と빨리のどちらが合うのかを判断する手がかりになります。

もちろん、すべての文をこの考え方だけできれいに分けられるわけではありません。

それでも、「일찍は時間、빨리は速度」とだけ覚えるよりも、文の中で何を「早い」と言いたいのかを見るほうが、私には理解しやすく感じました。

最初はどちらも同じ「早く」に見えていた일찍と빨리ですが、今回の日記をきっかけに、少しずつ違いが見えるようになりました。

まとめ

今回は、ATMについて日記に빨리 ATM에 갈 수 있었다.と書いたことをきっかけに、일찍と빨리の違いについて整理してみました。

どちらも日本語では「早く」と訳すことがありますが、何を「早い」と考えているのかによって使い方が変わります。

일찍は「いつするのか」という時点の早さ、빨리は「どのくらい速くするのか、どのくらい早く進むのか」という早さに注目するときに使われます。

ただし、「時間なら일찍、速度なら빨리」と単純に分ければよいわけではありません。

今回、私にとって一番分かりやすかったのは、日本語の「早く」をそのまま韓国語に置き換えようとするのではなく、「何が早いのだろう」と考えてみることでした。

일찍と빨리は、最初に思っていたよりも簡単には分けられませんでした。

それでも、ATMの日記で一度立ち止まったことで、二つの「早く」の違いが少し見えるようになった気がします。

これから「早く」と書きたいときには、일찍なのか빨리なのか、まず「何が早いのか」を考えてみたいと思います。

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